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皆既日食 in 杭州 [天文]

皆既日食ツアーに行ってきた。今回のツアーはANAの旅達会員ツアーで、日食ツアーにしてはリーズナブルな価格だった。反面、日食は観光の一要素としっかり記載しているだけに、観測は西湖の遊覧船にて見学と、眼視には快適であるが、三脚をたてて写真撮影は?といったところか。いろいろ検討したが、湖の遊覧船だけに、それほど大きくはなかろう、したがってせっかく買ったポタ赤であるが残念ながら持参しないことにした。その他の点では、ホテルも比較的快適だったし、食事も十分すぎるぐらいでて非常に満足できる旅であった。
問題は天気である。前日の予報では、くもりとのこと。上海到着以来うだるような暑さなのに(39度らしい)どうしてこの日に限ってという感じである。最悪、周りがくらくなる様子が感じられればいいやと思いつつ、就寝した。
当日は、5時起床。起きた瞬間ホテルの窓から見える一面のもやに落胆。6時より朝食をとり、よく空を見上げると、太陽は見えないが以外に雲は厚くない。これは若干の可能性があるのではと思いつつ、観測地の西湖へのバスに乗り込む。
到着後、遊覧船の船着き場に向う途中で雲間から一瞬太陽が!これは可能性があると俄然勢い付いた。船着き場到着。途中で見た遊覧船より若干大きいものの、やはり小さい。ガイドさんと交渉して、一行の中から数名が集合時間まで岸に残ることとなった。そうなると撮影場所だ。まだ時間が早いので、そこそこスペースは空いているが、変なところでセッテイングして肝心の時間に追い出されても困る。湖岸を歩いたが、柳が大きく湖面に張り出していて、確信をもって視界を確保できそうなところが少ない。そこで、ここまであるいてくる途中、現地の撮影隊が一組、橋の上に陣取っていたのを思い出した。あそこにもう少しスペースがあれば。行ったところ、なんとかスペースは確保できそうだったので、ニコッと笑いつつ無言で現地撮影隊の横に陣取った。
DSC_0030_R.jpg
欠けはじめは、時々雲がかかりながら進行していく。上空は結構風が舞っているようで、行ったと思った雲がまた戻ってきたりして、やきもきしながら見ていた。上空には高層雲がかかっていて、完全にクリアな状態にはならないが、なんとか写真撮影はできそう。ただし、事前にしらべた露出は、高層雲によりかなり修正が必要な感じであった。このあたりは、昔の銀塩写真にくらべ、とりながら確認できるので、便利になったものである。今回は、私のNIKON D80は前後2段の露出でオートブランケット機能が使えるので、1段オーバー、1段アンダーの3枚連写で撮った。
いよいよ、皆既が近づく。5分ぐらい前から奇跡のように厚い雲がなくなった。なんとかもってくれそうだ。
95%ぐらいから急速に暗くなる。
DSC_0122_R.jpg
ダイヤモンドリングはちょっと露出が足りなかったかな。とにかくあせってしまった。そして皆既日食へ
DSC_0132_R.jpg
とりあえずJPEG未編集の写真。今回はRAWデータでコンポジットに挑戦してみようと思う。
DSC_0178_R.jpg
そして皆既日食終了。終わりのダイヤモンドリングは、始まり以上に気が動転して、タイミングと露出が合わなかった。ただ、肉眼ではしっかり見たのでそれが最大の収穫だと思う。
やっぱり皆既日食は「ハンター」になるのがわかる気がする。今回は、同じツアーのメンバーの方にもご指導いただいて、初めての割には何とか自分としては満足できる写真は撮れたと思うが、拡大写真や動画などもっと挑戦していきたいものもでてきた。次は、イースター島はちょっと厳しいかもしれないが、ケアンズなら場所もわかるし、ぜひ行ってみたいと思った。


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ゆっち

人生観変わっちゃいそうですね(^^)
うらやましいです。
by ゆっち (2009-07-25 17:29) 

ichizo

ゆっちさん

コメントありがとうございます。
本当に人生観変わります!
イースター島検討しはじめました。
by ichizo (2009-07-29 00:18) 

Y.T

おそらく蘇堤の橋の上でご一緒した方ですよね??検索していてたどり着いちゃいました。イースター島はどうやら、その時期雨期らしいですね・・・・タヒチとか、クック諸島の方がましのようですが、やっぱりモアイ像と一緒にというのに惹かれますよね。
by Y.T (2009-08-06 23:06) 

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