2014年10月8日 皆既月食 [天文]
10月8日
皆既月食なので、少し早目に帰宅。自宅のマンションから東のほうは開けているので、マンションの非常階段踊り場から撮影しようかと思ったのですが、高所恐怖症なので、はっきり言ってあそこに長く居たくない。で、よく見ると北東方向がマンション建設の仕掛り中で、すでに公園だけができており、そこは東方向が抜けています。ということで、久々の天体撮影。
今回は、2台のカメラを使って。1台は広角レンズを使って3分おきのインターバル撮影を行い、これを比較名合成してみることにしました。もう一台は望遠を使ったふつうの撮影で。
昔と違って、カメラ、レンズともオートフォーカスが前提なので、ピントを合わせるのが難しいですね。うー、ピンボケ。しかし、比較明合成も無料でダウンロードしたソフトですが、すぐにこういうふうにできるってすごいですね。途中間隔があいているのは、インターバルタイマーがライブビューだと中断されることをしらなかったから。
ISO400,f5.6で2分の1秒。3段階1evのブラケットで撮影しましたが、一番マイナスよりがよかったような気がします。今回の皆既は比較的明るかったのかな。
ふたご座流星群と日光華厳の滝 [天文]
12月13日
この日は京都へ日帰り出張だったが、ふたご座流星群の極大かつ月明なしという条件だったので、帰宅後0時過ぎから写真撮影してみることに。
杭州の日食のときに購入して使わなかったポタ赤と三脚、カメラ一式を抱えて花見川の堤防へ。空はとても明るいのだが、ここはなんとか街灯の明かりを直接浴びるのは避けることができる。
機材はD7000と18-70ズームのを18mmで開放f3.5で、30秒から2分くらい露出して20枚ぐらい撮ったが、これは結構明るい流星が流れて良く撮れたと思う。ただし、ピンボケ気味もあるが、一度落下したレンズはこのようなシビアなところでは歪みがよく見えてしまう。ただ、思いのほかポタ赤の精度がいいので、一度条件のよいところで星野写真を撮りにいきたい。
10月16日は、国盗り2周目で未統一の秩父、日光、真岡を盗りに。せっかくなので、新しく購入したフルサイズのD800試運転を華厳の滝で
50mmf1.8 なかなかよく解像しているように思える
70-300で、滝と渓流の流れを表現してみた?
いや、やっぱり凄いカメラだ。
金環日食 in 千葉 [天文]
5月21日
昨日から大騒ぎであったが、本日はいよいよ金環食。木曜日に熱を出し、日曜日まで寝込んでいたのだがなんとか体調回復。ただし、天気は今ひとつ。食が始まった頃は、比較的晴れ間も多かったのだが、進むにつれ南東方向の丁度太陽の方角から雲が湧いてくる感じ。よく見ると、高層にある程度雲がかかった上、低層の雲は行ったりきたりで、風が舞っている感じ。もっとも、うまくすれば杭州の皆既日食のように、運よく金環食のときには雲がきれるかもしれない...そんな希望をいだきつつ、下見していた花見川右岸の堤防に機材をセッティングする。
食分90%ぐらいか?切れ目からわずかに見えたところを撮ってみる。雲がかかっているため、事前に調べた露出では相当アンダーになってしまった。
金環食になってしばらくのタイミングでようやく雲が少し切れる。
ほぼ、中心か。
金環食の終了。なんとか、雲の切れ目があってよかった。
ちなみに、2009年7月杭州の皆既日食。
ふたご座流星群 [天文]
12月14日
今日がふたご座流星群極大ということで、完全防備で12時すぎ自宅そばの公園に。
木の陰になっているとはいえ、街灯は本が読めるくらい明るいし、もともと町の真ん中だから最微光星は3等ぐらいなんだけど、暗いところまで車で移動する根性もなく、公園の芝生に一人寝転がって撮影。
一枚目は、左端のふたご座、2枚目は、冬の大三角形のど真ん中。推定2等級の群流星。
ISO 800で20秒程度の露出。高校時代から愛用のAi nikkor 28mm f2.8 やはり絞り開放だと周辺減光が目立つのだけど、まあしょうがないか。
もう少し暗いところで、簡易赤道儀つかってちゃんと撮りたくなった。流星自体は5個ぐらい確認したが、寒くて1時間ももたず撤収。
OFF会 [天文]
以前、たとえば私が学生時代は、旅行で知り合うと住所を交換したりして、旅行がおわったあとも写真や手紙を交換していたように思う。北海道の積丹ユースホステルでは、関東と関西でそれぞれ宿泊者とヘルパーで(なぜかオーナーはいない)大運動会をひらいていて、私は両方に参加した。最近は、どうも「個人情報保護法」が気になって、尋ねるのも遠慮してしまうことが多いように思う。病院でも、大部屋の私より年配の方には看護師や同室の患者のかなり突っ込んだ話まで聞き出す人がいて、ちょっとうっとうしくなることもあったものの、結果として、おかげで病室のくせに非常に明るい雰囲気になったと感じた。たぶん、普通の人間にはどうしても秘密にしなければならないことってあまりなくて、そういうものをオブラートにくらみながら話をするので疲れるのだなと思った次第。ちなみに、私は個人情報保護法なんて、あっても変な勧誘電話は消えることはないし、心理的にも問題ないような個人情報の公開であっても気をつかったりして、早く見直してほしいと思う。
皆既日食 in 杭州 [天文]
問題は天気である。前日の予報では、くもりとのこと。上海到着以来うだるような暑さなのに(39度らしい)どうしてこの日に限ってという感じである。最悪、周りがくらくなる様子が感じられればいいやと思いつつ、就寝した。
当日は、5時起床。起きた瞬間ホテルの窓から見える一面のもやに落胆。6時より朝食をとり、よく空を見上げると、太陽は見えないが以外に雲は厚くない。これは若干の可能性があるのではと思いつつ、観測地の西湖へのバスに乗り込む。
到着後、遊覧船の船着き場に向う途中で雲間から一瞬太陽が!これは可能性があると俄然勢い付いた。船着き場到着。途中で見た遊覧船より若干大きいものの、やはり小さい。ガイドさんと交渉して、一行の中から数名が集合時間まで岸に残ることとなった。そうなると撮影場所だ。まだ時間が早いので、そこそこスペースは空いているが、変なところでセッテイングして肝心の時間に追い出されても困る。湖岸を歩いたが、柳が大きく湖面に張り出していて、確信をもって視界を確保できそうなところが少ない。そこで、ここまであるいてくる途中、現地の撮影隊が一組、橋の上に陣取っていたのを思い出した。あそこにもう少しスペースがあれば。行ったところ、なんとかスペースは確保できそうだったので、ニコッと笑いつつ無言で現地撮影隊の横に陣取った。
欠けはじめは、時々雲がかかりながら進行していく。上空は結構風が舞っているようで、行ったと思った雲がまた戻ってきたりして、やきもきしながら見ていた。上空には高層雲がかかっていて、完全にクリアな状態にはならないが、なんとか写真撮影はできそう。ただし、事前にしらべた露出は、高層雲によりかなり修正が必要な感じであった。このあたりは、昔の銀塩写真にくらべ、とりながら確認できるので、便利になったものである。今回は、私のNIKON D80は前後2段の露出でオートブランケット機能が使えるので、1段オーバー、1段アンダーの3枚連写で撮った。
いよいよ、皆既が近づく。5分ぐらい前から奇跡のように厚い雲がなくなった。なんとかもってくれそうだ。
95%ぐらいから急速に暗くなる。
ダイヤモンドリングはちょっと露出が足りなかったかな。とにかくあせってしまった。そして皆既日食へ
とりあえずJPEG未編集の写真。今回はRAWデータでコンポジットに挑戦してみようと思う。
そして皆既日食終了。終わりのダイヤモンドリングは、始まり以上に気が動転して、タイミングと露出が合わなかった。ただ、肉眼ではしっかり見たのでそれが最大の収穫だと思う。
やっぱり皆既日食は「ハンター」になるのがわかる気がする。今回は、同じツアーのメンバーの方にもご指導いただいて、初めての割には何とか自分としては満足できる写真は撮れたと思うが、拡大写真や動画などもっと挑戦していきたいものもでてきた。次は、イースター島はちょっと厳しいかもしれないが、ケアンズなら場所もわかるし、ぜひ行ってみたいと思った。