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冬の北陸 [雑感]

1月14日から2泊3日で冬の北陸へ。2日は仕事で出張、1日は正月に実家に帰らなかったこともあり、ちょっと帰省。

よりによって、大雪の日だった。温暖化といいつつ、今年は日本もヨーロッパも寒いらしい。本当は、この日記に書いておけば証拠になったかもしれないが、日食にいったときから黒点がほとんどないことが観測されていて、このことは、太陽の活動自体が少し低下している可能性も示しているのではないかということである。実際、黒点の活動周期と経済活動を結びつける人もいたくらいだし、意外と重要なのかもしれない。

とにかく、14日は午前中に社内で会議があったため午後からの富山行きの飛行機を予約していたのだが、飛行機が欠航になる可能性があったため、午前中の早い電車に変更しようと思ったところ、なんと飛行機の前に電車が運転とりやめ。新潟県内の大雪のせいらしい。やむをえず、飛行機が無事着くことを願って羽田へ。

出発の20分前まで天候調査が消えず、どうしようかと思ったが、幸い運航決定。定刻より20分おくれ程度で富山に到着した。

もともと富山空港は、冬季の欠航率が高かった。マイクロソフトのフライトシュミレーターでも再現されていたが、富山空港には地形の関係で、降下経路を示すグライドパスが設置されていない。このため、視界がある程度開けていないと着陸できないのだが、着陸の機会を狙って1時間ぐらい旋回したのちあきらめて羽田に引き返すことが多かった。雪自体は、予測されたことなので、除雪車がフルに活動すれば、よほどのことでない限り大丈夫そうなのだが。以前は、冬場でちょっと雪が降ると欠航というイメージがあったのだが、聞くところによると、新しいレーダーが設置されて、雲の切れ目がどのくらいにでるか予測できるようになったため、その隙間を狙って着陸しやすくなったとのことだった。技術の進歩はありがたいものである。

帰りは、ようやく晴れ間。待合室から見た空港。地面は見渡すかぎり雪!
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みやげにますのすしを買った。全国の駅弁フェアの常連であるが、一般的に駅で売っているのが「源」のますのすしである。富山では、このほか3~4社の比較的大規模な製造業者と、手工業的なところが10以上あって、地元の人は、結構ひいきの店を持っているようだ。源は、一番大規模で、駅弁にもなっていることから、比較的万人受けするタイプで、身もしっかり〆てあるという印象。正直いって、よく駅弁フェアにでているやつはそれほどおいしいとは思わない。ただ、それは価格と供給量からそうなるのであって、源でも「特選」を全然味がちがうし、実は源の社長は、私の高校の同窓会役員なのだが、昨年8月に東京であった東京在住者の同窓会では、社長自身の「手作り」というますのすしが振舞われ、これはこれまで食べたますのすしでもベストと思えるものだった。

今回は、富山空港で「寿司工房 大辻」の特選を買った。これは、家族が好きだから購入したのだが、ますの身が厚く、いわゆる「とろサーモン」部分を使っている。酢飯は甘め。この大辻は、「アルペン村」という立山へいく途中のドライブインが作っているところで、歴史はそれほどなく10年ちょっとぐらいではないかと思われる。比較的「生」に近いタイプで、寿司屋でも「とろサーモン」が人気の折、ちょっとそれに近い感じか。
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新しいところも含めて、いろいろなますのすしが出るのはいいことであると思うが、もともと材料としていた神通川の「さくらます」はいまではほとんどとれず、今ではほとんど輸入ものである。輸入したどんな「ます」かはしらないが、一度でいいから本物の「さくらます」のますのすしを食べてみたいものである。
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